雇用調整助成金は結局ハードルが高い

おはようございます。
国や自治体は普段から様々な助成金や補助金制度を用意しております。
でもそんなのあったの?というように知らない人が多いと思います。
これらを活用するには3点のハードルがあります。
①そもそもそのような制度があることを知ること
②条件に当てはまり、全ての書類を用意出来ること
③審査に通ること
助成金は①②、補助金は①②③を突破する必要があります。
これらのお金は貰えるのは後払いであり、補助金に至っては審査が厳しく、行政裁量が大きいので実質的な審査突破基準が分からないのが原則です。
まず知るためには調べなくてはならないし、書類は多くて難しく、審査が厳しいので、簡単にはお金はもらえません。
日本は不正受給を防ぐ要請が強く働いている国なので、ハードルがどうしても高くなってしまいます。
平時なら致し方ないとも思いますが、このような未曾有の世界的危機の時は、諸外国と比べてどうしても国民への様々な対応が遅くなってしまっています。
そもそも何でも受け身の体制なので、行政側から積極的に支援することにスピード感を欠いてしまうわけです。
雇用調整助成金に関しても、手続きを簡素化してますから皆さん使って下さいと言ってますが、それでもまだまだ複雑で、さらには実際にお金がもらえるまでの数ヶ月間、雇用主が負担しなくてはなりません。
収入がほぼゼロの中で、この高いハードルを越えられる事業主はどれだけいるのか?
制度を作ってる側の方々は、本当に現実の国民生活を知らなすぎますね。
お勉強の出来て、お金に困ってない自分達の物差ししかもっていないのでしょう。
本当に困っている人達を現実に助けてあげられる、優しくて温かい制度が、この緊急事態には何よりも必要です。

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