大崎事件の再審決定が取消されました

おはようございます。
大崎事件の再審決定が最高裁で取消されました。
地裁、高裁と再審決定がされて、最高裁での逆転取消は初となります。
大崎事件に簡単に説明しますと、40年前に起きた保険金目当ての殺人事件です。
同時から一貫して無罪を主張している加害者が現在まで再審請求をしてきている事件です。
ちなみに当該加害者は懲役10年の刑期は30年前に終えています。
尚も争っているのは、ご自身の名誉回復のためなのでしょう。
あともちろん無罪となれば、金銭的補償なり賠償金が支払われることになります。
ただ当該請求者が92歳のご高齢であることから、金銭面のことより、名誉回復の意味合いの方が圧倒的に強いのだ思います。
昔は捜査機関による、証拠の捏造や恣意的捜査が繰り広げられておりましたので、無罪なのかなー実はと思わせられないこともないです。
再審決定は凄い高いハードルになります。
無罪になるような証拠が新たに出てこないと再審決定はされません。
ちなみに良く何かあるたびに、罰則が軽いからもっと重くしろと言う人が多いですが、罰則を重くしていくと捜査機関の権限が不必要に強くなり、昔のような恣意的な捜査につながる危険性がまします。
安易な司法取引も増えるかもしれません。
人は過ちを犯す生き物です。やはり反省して更正するチャンスは与えられるべきです。
その時間的機会も長く失われてしまいます。
自暴自棄になって再犯率も上がるかもしれません。
罰則を強化するということは、そういう負の部分も見ていくべきなのです。
ただ罰則を強化すれば良いと簡単に済む話ではないのです。

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